SQL Server 2019

最終更新:

当サイトはアフィリエイト広告を利用しています。

SQL Server 2019は、2019年11月4日にリリースされたMicrosoftのリレーショナルデータベース管理システムです。ビッグデータクラスター機能の追加やLinux対応の強化が特徴でしたが、メインストリームサポートは2025年2月28日に終了しており、現在は延長サポートフェーズに移行しています。本記事では、SQL Server 2019のサポート終了日と移行先について解説します。

SQL Server 2019 のサポート期限一覧

バージョン リリース日 メインストリーム終了 延長サポート終了(EOL)
SQL Server 2019 2019-11-04 2025-02-28 終了済み 2030-01-08

固定ライフサイクルポリシー
SQL Serverは固定ライフサイクルポリシーに従い、リリースから5年間のメインストリームサポートと、その後5年間の延長サポートが提供されます。延長サポート期間中はセキュリティ更新プログラムのみ提供され、新機能追加や機能変更リクエストへの対応は行われません。

基本情報・最新CU

  • 最新CU: CU32(2025年2月27日リリース)
  • 現在のフェーズ: 延長サポート(メインストリームは2025年2月28日終了済み)
  • 対応OS: Windows Server 2016以降、Red Hat / Ubuntu / SUSE Linux
  • 後継製品: SQL Server 2022(2022年11月16日リリース)、SQL Server 2025(2025年11月18日リリース)
  • 主な特徴: インテリジェントなクエリ処理、ビッグデータクラスター(2025年2月廃止)、Linuxコンテナ対応
広告

メインストリームサポート終了とは

SQL Server 2019のメインストリームサポートは2025年2月28日に終了しました。現在の延長サポートフェーズでは提供内容が限定されるため、引き続き利用する場合は注意が必要です。

メインストリームと延長サポートの違い

  • メインストリームサポート(終了済み): セキュリティ更新+バグ修正+新機能リクエスト対応+設計変更対応
  • 延長サポート(現在): セキュリティ更新のみ。バグ修正や機能追加は有償サポート契約が必要

延長サポート終了(2030年1月8日)までの期間は約4年8ヶ月あります。ただし、セキュリティパッチ以外のサポートを受けるには別途費用が発生するため、計画的な移行を検討することを推奨します。

サポート終了後のリスク

2030年1月8日に延長サポートが終了すると、すべての公式サポートが停止します。その後もSQL Server 2019を使い続けた場合、以下のリスクが生じます。

1. セキュリティ脆弱性の放置

EOL後はセキュリティパッチが提供されなくなります。新たに発見されたCVE(脆弱性)への対処がなくなるため、SQLインジェクション・権限昇格・リモートコード実行といった攻撃リスクが時間とともに増大します。個人情報や機密データを扱うシステムでは特に深刻な問題となります。

2. 新しいOSやミドルウェアとの非互換

Windows ServerやLinuxの新バージョンへの対応が保証されなくなります。OSのアップデートに伴い、SQL Server 2019が動作しなくなるケースも起こり得ます。また、.NETやODBCドライバの新バージョンとの互換性も担保されなくなります。

3. コンプライアンス・監査対応の困難化

ISMSやPCI DSS等の情報セキュリティ規格では、EOLを迎えたソフトウェアの使用に対してリスク管理策の明示が求められます。サポート切れのDBMSを使用し続けることで、監査時に指摘を受けたり、取引先からのセキュリティ要件を満たせなくなる可能性があります。

推奨される移行先

SQL Server 2019からの移行先は、オンプレミスを維持するかクラウドへ移行するかによって変わります。

SQL Server 2025(オンプレミス継続・最長サポート)

  • サポート期間: メインストリーム 2031年1月まで、延長サポート 2036年1月まで
  • メリット: 現行世代で最長のサポート期間。ネイティブベクター検索・AI統合機能の追加。SQL Server 2022を経由しない直接アップグレードにも対応
  • 適したケース: 長期的なオンプレミス運用を前提とした場合、移行を一度で済ませたい場合

SQL Server 2022(オンプレミス継続)

  • サポート期間: メインストリーム 2028年1月まで、延長サポート 2033年1月まで
  • メリット: 既存のT-SQLコード・ストアドプロシージャの大部分がそのまま動作。Azure連携機能の強化。最新のクエリ最適化エンジン
  • 適したケース: オンプレミス環境を維持したい場合、既存のSQL Server運用ノウハウを活かしたい場合

Azure SQL Database(クラウド移行)

  • サポート期間: クラウドサービスのため終了日なし(常に最新)
  • メリット: サーバー管理不要。自動バックアップ・自動パッチ適用。使用量に応じた課金
  • 適したケース: インフラ管理コストを削減したい場合、スケーラビリティが必要な場合

Azure SQL Managed Instance(クラウド移行)

  • サポート期間: クラウドサービスのため終了日なし
  • メリット: SQL Serverとの高い互換性。SQL Agentやリンクサーバーなどの機能を維持したままクラウド移行が可能
  • 適したケース: SQL Serverの機能をフルに使っており、アプリケーション改修を最小限にしたい場合

移行時の注意点

互換性レベルの確認
SQL Server 2019のデータベース互換性レベルはデフォルト150です。SQL Server 2022へ移行後も互換性レベルを150のまま運用できますが、新機能を活用するには160への変更が推奨されます。変更前にアプリケーションの動作確認が必要です。

ビッグデータクラスター機能の廃止
SQL Server 2019のビッグデータクラスター(BDC)は2025年2月28日に廃止されています。BDCを利用している場合は、Azure Arc対応SQL Server Managed Instanceへの移行が必要です。

移行前のバックアップとテスト
本番環境への適用前に、ステージング環境でのアップグレードテストを必ず実施してください。特にストアドプロシージャ・トリガー・リンクサーバーの動作確認が重要です。

移行期間の目安
小規模環境(DB数10以下)で1〜2ヶ月、中規模環境で3〜6ヶ月を目安に計画を立てることを推奨します。

アップグレードか、VPSへの移行か

SQL Server 2019をオンプレミスの物理サーバーやVMware上で運用している場合、単純にSQL Server 2022へアップグレードするだけで移行が完了するケースが多いです。ただし、ハードウェアの老朽化や運用コストの観点から、このタイミングでVPS(仮想プライベートサーバー)への移行を検討する企業も増えています。

VPS上でSQL Serverを運用することで、ハードウェア保守費用の削減とリソースの柔軟なスケールアップが可能になります。

比較候補サービス

エックスサーバーのVPSサーバー

圧倒的なコスパと処理性能。サーバー管理費用を大幅に削減したい場合の第一候補です。

さくらのVPS

創業1996年の老舗ホスティング事業者。豊富なプラン構成と、ドキュメントが充実しています。

KAGOYAのVPS

老舗ならではの安定したインフラと法人サポートが強み。長期運用を前提とした法人利用に適しています。

広告

公式情報

参考書籍


絵で見てわかるSQL Serverの仕組み

絵で見てわかるSQL Serverの仕組み


達人に学ぶDB設計徹底指南書 第2版

達人に学ぶDB設計徹底指南書 第2版


SQL Server Transact-SQLプログラミング 実践開発ガイド

SQL Server Transact-SQLプログラミング 実践開発ガイド