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Oracle Database 19cの無償延長サポートは2026年4月30日に終了しました。現在は有償のExtended Supportフェーズ(年間ライセンス費の20%)に移行しており、2029年12月31日のPremier Support終了に向けた移行計画が急務となっています。
サポート期限一覧
| サポート種別 | 終了日 | 現在のステータス |
|---|---|---|
| 無償延長サポート | 2026年4月30日 | 終了済み |
| Premier Support | 2029年12月31日 | 提供中 |
| Extended Support(有償) | 2032年12月31日 | 提供中(有償) |
| Sustaining Support | 無期限 | 既存パッチのみ(有償) |
基本情報
- リリース日: 2019年4月25日
- 最新バージョン: 19.30
- 位置づけ: Long Term Release(LTR)— Oracleが長期サポートを保証するバージョン
- 後継製品: Oracle Database 23ai(次期Long Term Release)
- ライセンス: 商用ライセンス(Oracle Technology Network License)
サポート体系の詳細
- 無償延長サポート(終了済み): 2026年4月30日まで無償で提供されていた移行猶予期間。新機能追加なし、セキュリティパッチのみ
- Premier Support(提供中): バグ修正・セキュリティパッチ・新機能が提供される標準サポート。2029年12月31日まで
- Extended Support(有償): 年間ライセンス費の20%が追加費用として発生。バグ修正とセキュリティパッチのみ提供。2032年12月31日まで
- Sustaining Support: 年間ライセンス費の10%。新規パッチの提供なし。既存パッチのみ利用可能
無償延長サポート終了後の影響
1. Extended Supportへの自動移行とコスト増加
2026年5月以降、Oracle 19cの継続利用にはExtended Support(年間ライセンス費の20%追加)が必要になります。Oracle Databaseのライセンス費は高額なため、この追加コストは企業の予算に大きな影響を与える場合があります。
2. 2029年のPremier Support終了に向けた移行計画
Premier Supportは2029年12月31日に終了します。後継のOracle Database 23aiへの移行には、アプリケーションの互換性検証・データ移行・テスト期間として通常1〜2年が必要です。2027年までに移行計画を策定することを推奨します。
3. オープンソースDBへの移行検討
ライセンスコスト削減を目的に、PostgreSQLやMySQLへの移行を検討する企業も増えています。Oracle固有の機能(パーティショニング・RAC・Advanced Securityなど)への依存度を確認した上で、移行コストとライセンス削減効果を試算することが重要です。
推奨される移行先
Oracle Database 23ai(次期Long Term Release)
- 特徴: AI Vector Search・JavaScript実行環境・True CacheなどのAI/高速化機能を搭載
- メリット: 19cからのアップグレードパスが整備されており、Oracle環境を維持したまま移行可能
- 適したケース: Oracle固有機能への依存度が高い場合、既存のOracle投資を継続したい場合
PostgreSQL
- メリット: ライセンス無償・Oracle互換性の高い構文・豊富なエンタープライズ機能
- 注意点: Oracle固有機能(RAC・パーティショニング等)の代替実装が必要。移行ツール(ora2pg等)が利用可能
- 適したケース: ライセンスコスト削減が優先課題の場合、クラウドマネージドDB(Amazon RDS・Azure Database for PostgreSQL)への移行を検討している場合
MySQL / MariaDB
- メリット: 広範な普及によるノウハウの豊富さ、クラウド各社のマネージドサービスが充実
- 適したケース: Webアプリケーションのバックエンド、読み取り負荷が高いシステム
DBサーバーの移行先を検討する場合
Oracle Database 19cからの移行を機に、データベースサーバーのインフラ環境を見直す企業も増えています。オンプレミスのDBサーバー管理からVPSやクラウドへの移行は、ハードウェア保守コストとライセンスコストの同時削減につながります。